House

House Column #01 移住で叶えた理想の住まい 三森 美佐子さん
House Column #01 移住で叶えた理想の住まい 三森 美佐子さん

旦那さまの仕事の都合で栃木県へ移住。生まれも育ちも県外のご夫婦ですが、生まれた育った場所柄からか“田舎暮らしへの抵抗感”は少なかったといいます。ご夫婦の夢を叶える場所として選んだのは、那須高原の入り口にあたる、山が近い場所でした。

海好きだった私が“海なし県”で気づいた山の魅力

夫は岐阜出身で神戸の大学院を卒業後、就職先として決まったのが大田原にある会社でした。はじめは寮に住んでいて、それから会社近くにアパートを借りていました。最初に最寄り駅に降りた時、あまりの何もなさにびっくりしたようですが、夫の地元も田舎なのでそこまで抵抗はなかったみたいです。私は高校を卒業してずっと東京で働いていました。海が好きなので、“海なし県”に行くということや、生まれた場所より北に行くということが全く考えられなくて。でも自分なりに海と山の違いを考えてみたんです。山は四季がすごく感じられるなって。季節によって景色が全然違うんですよね。そこがいいなと思いました。海ってたぶん一見“春夏秋冬”がわからないと思うんです。20代だったらやっぱり海がいいとか思ったかもしれないですけどね(笑)

夫婦の夢を叶える家は、那須高原の入り口の場所に

結婚が決まって2人で住み始めました。私の実家のあたりも結構田舎で、田舎の“しがらみ”ようなものを知ってるんですよ。そういうのはなるべく避けたいというのが根本にあって…。
ですから、家を建てる場所の最低条件として、周りの家が近くない場所ということだけは決めていました。
私がリラクゼーションサロンを始める予定ということと、夫もカフェをオープンしたいという夢があったので、自然が多い場所を選びました。観光地の中にもちょっと入りこむ、まさに那須高原の入り口みたいなイメージです。

学校が遠い、スーパーが少ない…。どう捉えるかは考え方次第

子供がいますので、はじめのうちは学校が近い所も考えましたが、合併などでなくなる可能性もありますし、子供のことを考えても進まないので子供の懸念は全部消しました。最悪車で行ければいいと思っています。
あとはスーパーですね。地元では有名な「池上ストア」が近くにあるのは知っていましたし、道の駅には新鮮な野菜がいっぱいあります。車を少し走らせて那須塩原の市内に行けば何でも揃っちゃいますから、買い物には不自由しないだろうと。

相手への自然な思いやりが理想の家をかたちづくる

 家をデザインする際、基本的に構造やデザインは夫に任せていました。私はサロンとミシン部屋を入れてくれればいいと言っていたくらいです。いろいろなパターンがありましたが、自分達だったらこういうパターンがいいなとか、この土地だったらこっちがいいななど相談して構想期間は1年以上かかりました。
夫が思っていたカフェスペースは、当初もっと狭かったんです。カウンターがあるだけじゃなく、テーブル席みたいのもあった方がいいと、建築屋さんと私の方が盛り上がって広げることにしました。キッチンやオーブンは外国製のものを夫がいろいろ考えて選んでくれました。デザイン性も機能性も高くてとても使いやすいんですよ。

外を受け入れてくれやすい環境もこのまちならでは

 住み始めてからいろいろ課題が出てきました。
1月上旬に引っ越しが終わったのに、インターネット環境が整ったのが3月末ですからね。電柱とか当たり前にあるものだと思っていましたが、まずは電柱を立てて、その後ケーブルを引いてもらいました。ここの土地周辺だけすっぽりなかったんです。
一応ここは別荘地帯で、自治会とかはないので、ゴミ捨て場だけみんなで共有したり、災害時の安否確認などはみんなで話し合ったりしています。この周りには個人店の方もたくさんいらっしゃるので、その方たちと集まってお話して、いろいろな情報をいただくことができるので楽しいですよ。
“小さなお店同士のつながり”を感じます。移住者が多いので、外を受け入れてくれやすい環境なのだと思います。

那須高原の入り口で、夫婦の夢を実現できる理想の住まいを手に入れた三森さん。
生まれ育った場所とは全く違う場所。好きだった海もない、生活の便利さも違う。
でもその部分だけに固執するのではなく、環境の変化も無理なく前向きに捉え、よりたくさんの“しあわせ”を見つけられる方。そんな印象を受けました。
ご主人と自然な形で歩幅を合わせていらっしゃるのも、とても素敵です。
どんなに便利な環境が与えられても、好きなものに囲まれても、それをどう捉え、どう感じるかは、人それぞれ。自分なりの“ものさし”で測る、ということが大事なのかもしれません。

家の中をもっとご紹介

お気に入りの一つというサロンのシャワールーム。
それぞれデザインの違う凹凸のあるタイルが、シンプルで機能的なシャワールームをより雰囲気のある空間にしてくれています。

自然な流れで置くことになっていたという薪ストーブ。
天井が高く、広いお家の中も、これ一つであたたかくなるのだそう。インテリアとしても本当に魅力的!

「空き家バンク制度」が開始されます

地域活性化のため、市内の空き家を有効活用する制度を開始予定。空き家バンク登録物件の改修、及び定住等を行う場合に補助金が交付されます。
詳しくはこちら http://www.city.nasushiobara.lg.jp/31/8200/8680/index.html